
早稲田大学 創造理工学部 研究室紹介(高校生向け)
建築・機械・社会基盤・資源・経営システムまで。研究室を紹介し、「この研究室に入りたい!」を具体化します。
田辺新一研究室(建築環境工学)
エネルギー効率と人の快適性を両立させる建築環境を研究します。ZEB/ZEHや室内空気質、熱・光・音の最適化などを実験とシミュレーションで探ります。脱炭素社会に向けて、建物のライフサイクル全体でCO₂を減らす視点を重視します。被験者実験やフィールド測定も行い、データ分析力が身につきます。健康で心地よい建築を科学的にデザインする力を育てます。
- 推し:快適性×省エネを科学で設計
- スキル:実測・解析・シミュレーション
- 進路:設備設計、総合建設、環境コンサル、メーカーR&D
高口洋人研究室(環境・エネルギー/環境メディア)
住宅・建築の省エネ、再生可能エネルギー導入、サステナブルデザインを横断的に扱います。地域やコミュニティを視野に、まちのエネルギーや暮らし方も含めて研究します。調査・設計・社会実装までつなぐ「環境メディア」という視点が特徴です。実測データの解析や実証プロジェクトの企画力が養われます。地球規模の課題を、生活に近いスケールから解いていきます。
- 推し:技術×社会×デザインの横断
- スキル:エネルギー評価、実証設計、発信
- 進路:建築設計、エネルギー・環境系企業、コンサル
伯耆原智世研究室(建築防災/火災安全)
建物火災時の現象や人間行動、避難安全性を科学的に解き明かします。木造・歴史的建築物の防災や保存活用にも焦点を当てます。模型実験やシミュレーション、現地調査を組み合わせた実践的な研究が特徴です。安全設計や運用マニュアルづくりなど社会実装にも関われます。人命と文化を守る建築の「当たり前」を自分たちの手で作ります。
- 推し:現象×人の動きまで見える化
- スキル:避難解析、実験計画、リスク評価
- 進路:設備・安全コンサル、官公庁、防災関連企業
後藤春彦研究室(都市計画・地域デザイン)
都市・地域の空間デザインと景観、住民参加のまちづくりに取り組みます。調査から計画、社会実験、政策提言まで一連のプロセスを経験できます。自治体や企業との共同プロジェクトが豊富で、実務に近い学びが得られます。フィールドワークで現場を見る力と、図面や模型で伝える力を鍛えます。人と地域をつなぐデザインで、都市の未来を描きます。
- 推し:実プロジェクトで学ぶ地域デザイン
- スキル:調査設計、合意形成、景観計画
- 進路:都市計画コンサル、行政、デベロッパー
有賀隆研究室(都市空間・環境デザイン)
居住環境の保全・再生やコミュニティデザインを軸に、地域の暮らしを支える空間を研究します。地域ごとの風土や歴史を調べ、住環境の価値を掘り起こします。現地サテライト拠点での協働など、住民と一緒に進めるプロジェクトが特徴です。調査・設計・運営を横断する実践力が身につきます。都市と建築をつなぐ視点で、新しいまちのあり方を提案します。
- 推し:住民協働の現場で学ぶ
- スキル:地域調査、設計提案、プロジェクト運営
- 進路:都市・住宅・公共分野の設計/計画
吉村靖孝研究室(建築・都市デザイン)
人口減少社会にふさわしい建築・都市の姿を、デザインと研究で探ります。半動産建築など新しい概念を用い、建築の可動性や情報性を拡張します。プロジェクトや展示を通じて、社会に発信する力を養います。スケール横断の思考で、建築と都市の関係を再編集します。未来の暮らしをアップデートするデザインを実践します。
- 推し:社会課題をデザインで翻訳
- スキル:企画・制作・発表まで一気通貫
- 進路:設計事務所、クリエイティブ企業、起業など
中谷礼仁研究室(建築史・理論)
建築史・建築理論を軸に、時代や地域を超えて建築と社会の関係を読み解きます。文献研究とともに、町や建物の調査・記録を重視します。過去の知恵を現在に活かす視点で、歴史を設計の糧にします。成果をウェブジンや発表で共有し、批評する力も鍛えます。建築を「時間のなかのデザイン」として捉える研究室です。
- 推し:歴史×実地調査で本質に迫る
- スキル:史資料読解、実測・記録、批評
- 進路:設計、文化財、メディア、大学院進学
建築史研究室(LAH:Laboratory of Architectural History)
国内外の歴史的建築・都市を対象に、建築史の方法で研究します。カンボジアのアンコール遺跡など海外プロジェクトも経験できます。文献・図面・写真の読み解きから、実測やトレースまで体系的に学びます。調査成果は報告書や展示で発信し、保存・活用につなげます。歴史に学び、未来へつなぐ視点が身につきます。
- 推し:海外調査を含む豊富なプロジェクト
- スキル:史資料整理、実測、レポート作成
- 進路:文化財系、設計、官公庁、大学院進学
早部安弘研究室(建築構造デザイン)
建築の骨格を担う構造を、設計と実験の両面から探究します。耐震・制振・免震、耐風などの性能を、デザインと両立させる方法を学びます。実務での設計経験に根ざした、現場目線の研究が魅力です。解析ツールを使った応答制御や新構造の提案にも挑戦します。「美しく強い建築」を支える技術を身につけます。
- 推し:構造×意匠の統合的アプローチ
- スキル:数値解析、構造設計、実験計画
- 進路:構造設計事務所、ゼネコン設計部、メーカー
山田宮土理研究室(建築構法・材料/循環型建築)
資源循環の視点から、建築の材料とつくり方を研究します。土や木など自然素材の可能性を、ワークショップや実験で探ります。伝統技術と現代技術をつなぎ、持続可能な構法を提案します。現場で手を動かしながら、身体で学ぶスタイルが魅力です。素材から建築を発想する力が養われます。
- 推し:素材に触れて学ぶ循環型デザイン
- スキル:材料試験、プロトタイピング、記録発信
- 進路:設計・施工、素材メーカー、研究職
渡邊大志研究室(建築デザイン/都市・インフラ連関)
建築・都市・インフラを横断し、空間の新しい関係性をデザインします。展示やプロダクト制作など、表現まで含めた実践が豊富です。都市史的な視点やフィールド調査を組み合わせ、複合的に考えます。思考を図やモデルで可視化し、伝えるスキルを鍛えます。コンセプトから実装までを行き来できる人材をめざします。
- 推し:企画—制作—発表の循環的学び
- スキル:リサーチ、設計、編集・展示
- 進路:設計事務所、クリエイティブ/都市系企業
高西淳夫研究室(バイオ・ロボティクス)
人のからだや動きを深く理解するために、ヒューマノイドや歩行・走行ロボットを開発します。演奏や発話、表情などの表現機能も対象にし、ロボットの身体性を科学します。医療トレーニング用の患者ロボットなど、社会に役立つ応用まで視野に入れます。センサー計測、機構設計、制御、AIをつなげる総合力が身につきます。人に寄り添うロボット工学を実践的に学べます。
- 推し:人理解×ロボットで社会実装
- スキル:機構設計、計測・制御、AI
- 進路:ロボット、医療機器、総合電機、研究職
菅野重樹研究室(知能機械学)
人と共存するロボットを目標に、巧みなメカニズムと知能を統合します。触覚・視覚センサや操作インタフェースを自作し、環境理解と行動生成を高めます。自動運転支援など移動知能の応用にも挑戦します。機械設計から機械学習まで幅広く連携して学べます。将来のスマートロボット社会を担う発想力を鍛えます。
- 推し:ハード×ソフトの一体開発
- スキル:機構設計、センサ、深層学習
- 進路:ロボット、自動車、ICT、研究職
草鹿仁研究室(熱エネルギー反応工学)
反応を伴う熱・物質輸送を基盤に、次世代パワートレインや蓄エネ機器の効率化を探ります。合成燃料や低炭素燃料に対応した燃焼・触媒反応を評価します。電池やモーターの熱管理も扱い、システム全体の最適化をめざします。計測とモデリングを往復し、実機と基礎をつなげます。脱炭素社会の要となるエネルギー技術を学べます。
- 推し:反応×熱流体で実機最適化
- スキル:計測、反応解析、数値モデル
- 進路:自動車、エネルギー、化学、研究職
中垣隆雄研究室(エクセルギー工学)
エクセルギーの視点で、エネルギーと物質の併産プロセスを設計します。CO₂の分離・回収・貯留・利用(CCUS)に注目し、産業システムの最適化を探ります。プロセスシミュレーションと実験評価を組み合わせて検証します。2050年カーボンニュートラルに貢献する実装志向の研究です。エネルギー工学と化学工学の橋渡しを学べます。
- 推し:エネルギー×物質の統合最適化
- スキル:プロセス設計、シミュレーション、評価
- 進路:プラント、エネルギー、化学、政策・コンサル
宮下朋之研究室(システムデザイン)
軽量・高剛性・高機能を満たす機械システムの設計学を探究します。熱変形、振動・騒音、動的応答を見据え、構造から制御回路まで統合します。宇宙機や車両の主要部品など、厳しい条件の設計を題材にします。CAEと試験を往復し、最適化で性能を引き出します。実務直結の設計力を体系的に身につけられます。
- 推し:構造—制御をつなぐ統合設計
- スキル:CAE、最適化、動的解析
- 進路:重工、宇宙・車両、機械メーカー、設計職
石村康生研究室(メカニカルインタラクションデザイン)
構成要素間や機械と環境の相互作用に注目し、新しい機械構造を創出します。メカニズムと材料の組み合わせを変え、機能と信頼性を両立させます。実験と解析を往復し、設計原理を抽出して再利用します。小型デバイスから大型システムまでスケールを横断します。創造的な構造設計で機械の可能性を広げます。
- 推し:相互作用で考える新構造設計
- スキル:材料・構造実験、数値解析、設計法
- 進路:機械メーカー、精密機器、研究職
岩崎清隆研究室(医用機械工学)
生体器官や組織のメカニクスを解き明かし、医療機器の開発につなげます。生体モデル化、構造・流体の実験、シミュレーションを組み合わせます。再生する脱細胞化スキャフォールドなど先端治療技術にも挑みます。医療現場との連携で、実用性の高い研究を進めます。人の健康に直結する機械工学を学べます。
- 推し:医療現場に届く工学研究
- スキル:生体計測、数値解析、機器設計
- 進路:医療機器、バイオ、研究職、大学院進学
岩田浩康研究室(ニューロ・ロボティクス)
脳神経科学とロボット工学を融合し、人を支える機械の在り方を探ります。ブレイン・マシン・インタフェースや感覚拡張の技術を扱います。救急診断やがん治療を助ける医療ロボットにも取り組みます。実験・臨床連携を通じて、工学の社会実装力を高めます。「心技体」を見据えた人間支援機械を設計します。
- 推し:脳神経×ロボットの最前線
- スキル:信号計測、制御、HRI設計
- 進路:医療機器、ロボット、研究職
梅津信二郎研究室(マイクロ・ナノ工学)
マイクロ・ナノ領域で動く機械・デバイスを設計し、薄膜エレクトロニクスを切り拓きます。3DプリンタとAIを活用し、微小世界の製作と最適化を進めます。生体・ロボット応用も視野に入れ、新しい機能を提案します。微細加工やクリーンルーム作業を通じて実践力を磨きます。次世代デバイスの種を自分で育てられます。
- 推し:微小世界での発見と実装
- スキル:微細加工、材料評価、機械学習補助
- 進路:半導体、精密機器、ロボット、研究職
滝沢研二研究室(流体構造連成系応用力学)
心臓の拍動やパラシュートの変形など、流体と構造が相互に影響する現象を解きます。高精度な数値解析法を研究し、スーパーコンピュータで大規模シミュレーションを行います。理論と実現象の隔たりを縮める再現性を重視します。アルゴリズム設計から実装まで一貫して取り組めます。連成解析の汎用スキルは多分野で武器になります。
- 推し:理論に忠実なHPC連成解析
- スキル:数値流体、有限要素、並列計算
- 進路:重工、航空、医工学、解析エンジニア
松田佑研究室(熱流体計測工学)
航空機や鉄道などの効率化と安全性向上に向け、流れの詳細を光学計測で捉えます。可視化とデータ駆動科学を組み合わせ、複雑現象の理解を深めます。実験と解析を往復し、モデル化の妥当性を高めます。実機に近い条件での計測にも挑戦します。社会実装に直結する計測・評価の力が養われます。
- 推し:光計測×データで現象解明
- スキル:PIV等の計測、信号処理、統計解析
- 進路:輸送機器、重工、計測機器、研究職
石井裕之研究室(アダプティブ・ロボティクス)
発達支援や環境モニタリングなど、人と自然に寄り添うロボットを研究します。動物形ロボットやセンサ技術を活用し、新しい相互作用を設計します。適応制御や学習を用いて、多様な環境での安定動作を目指します。研究成果の社会実装や起業にも前向きに取り組みます。現場に届くロボティクスをチームで作り上げます。
- 推し:人・自然と共生するロボット
- スキル:センサ融合、適応制御、試作
- 進路:ロボット、スタートアップ、R&D
後藤正幸研究室(情報統計・データサイエンス)
大量のデータから意思決定に役立つ知識を見つける方法を研究します。情報統計や機械学習を土台に、企業や社会の課題へ応用します。数理の理論とプログラミングを往復して、実データで検証します。可視化やダッシュボード作成も学び、伝える力を鍛えます。データで「正しく決める」力を育てます。
- 推し:理論×実データの徹底検証
- スキル:統計解析、機械学習、可視化
- 進路:IT・コンサル、メーカー、金融、研究職
蓮池隆研究室(数理的意思決定・最適化)
不確実性のある現実世界で、最適な選択を導く数理モデルを研究します。確率や人の感性など多様な揺らぎも考慮して、より現実的な最適化を目指します。物流・金融・医療など幅広い分野への応用を扱います。モデル化からアルゴリズム設計、実装まで一貫して学べます。賢く迷わず決める技術を身につけます。
- 推し:不確実性を味方にする最適化
- スキル:数理計画、確率モデル、実装
- 進路:コンサル、IT、製造、研究職
檀寛成研究室(数理最適化・オペレーションズ・リサーチ)
企業や自治体の意思決定を数理で支える方法を研究します。最適化やネットワーク分析を用いて、資源配分や計画問題を解きます。現実の制約を丁寧に定式化し、使える解を導くことを重視します。アルゴリズムの工夫や計算実験で性能を磨きます。数理で現場の「困った」を解決します。
- 推し:現場課題に刺さるモデリング
- スキル:数理最適化、ネットワーク分析、実装
- 進路:コンサル、物流・交通、IT、研究職
谷水義隆研究室(生産システム・生産管理)
ICTと数理を活用し、変動に強い生産システムをデザインします。スケジューリングや在庫管理を、進化計算などのアルゴリズムで最適化します。工場データやIoTと組み合わせて、スマートな運用を検討します。実問題を題材に、モデル化から改善提案まで通しで学べます。ものづくりの現場を賢くする研究です。
- 推し:現場データ×アルゴリズムで改善
- スキル:生産管理、ヒューリスティクス、評価
- 進路:メーカー、SCM、コンサル、研究職
永田靖研究室(統計科学)
データから確かな結論を引き出す統計学を研究します。多変量解析や実験計画法など、ものづくりやビジネスで役立つ手法を学びます。さまざまな分野のデータを扱い、応用力を磨きます。結果の解釈やコミュニケーションも重視します。数字で「説得できる」人を目指します。
- 推し:理論と応用をバランスよく習得
- スキル:多変量解析、実験計画、品質評価
- 進路:製造、金融、医薬、コンサル、研究職
竹本康彦研究室(統計数理・品質マネジメント)
統計科学を武器に、製品やサービスの品質を高める方法を研究します。工程のばらつきを見抜き、無駄や不良を減らす仕組みを考えます。データに基づく改善サイクルを、現場で回せる形に落とし込みます。実験計画や解析の実務感も身につきます。品質で強い現場をつくる学びです。
- 推し:統計で品質と生産性を両取り
- スキル:統計解析、実験計画、品質管理
- 進路:メーカー品質・生産、コンサル、研究職
岸知二研究室(ソフトウェア工学)
安全で使いやすいソフトウェアを作るための設計・検証技術を研究します。モデル検査やテスト技法を学び、欠陥を早期に見つける方法を探ります。IoTやビジュアルプログラミングなど新領域にも挑戦します。産学連携の題材で、実装力と品質の視点を養います。モノづくりの「頭脳」を支える学びです。
- 推し:設計からテストまで品質を貫く
- スキル:ソフト設計、モデル検査、テスト
- 進路:IT・自動車・家電・SI、研究職
菱山玲子研究室(知的情報システム・AI)
人が使いやすい知的システムを目指して、AIと知識処理を研究します。自然言語や画像など、多様な情報から役立つ知識を引き出します。ユーザー参加型の設計やインタラクションも重視します。社会課題の解決に結びつくシステムづくりを実践します。AIを「人のため」に使いこなす力を鍛えます。
- 推し:人中心のAI設計
- スキル:知識表現、機械学習、UI/UX
- 進路:IT・Web、サービス、研究職
小松原明哲研究室(人間生活工学・ヒューマンファクター)
人の特性や行動を理解し、使いやすく安全な製品・サービスを設計します。疲れにくさやミスの起きにくさなど、目に見えにくい品質を科学します。心理・生理の計測や評価手法を学び、改善につなげます。医療や交通など高い安全性が求められる分野にも応用します。人に寄り添う設計を実践します。
- 推し:人を中心にした設計思想
- スキル:人間工学評価、実験、UX改善
- 進路:メーカー、サービス、官公庁、研究職
大森峻一研究室(オペレーションズマネジメント/SCM)
サプライチェーンの計画・在庫・輸送などを数理で最適化します。災害や需要変動に強いレジリエントな仕組みも研究します。企業との共同研究で、実践的なデータ分析と改善提案を行います。施設配置やロジスティクス設計にも挑戦します。現場に効くオペレーションを数理で作ります。
- 推し:現場データ×ORで効率と安心を両立
- スキル:数理最適化、シミュレーション、分析
- 進路:物流・小売、製造、コンサル、研究職
平井裕久研究室(管理会計・価値評価)
データと会計の視点で、企業の価値づくりを支援する方法を学びます。原価計算や業績評価など、意思決定につながる管理会計を研究します。数理的な分析と経営の現実をつなげるのが特徴です。投資やプロジェクト評価にも応用します。数字で経営を動かす視点を身につけます。
- 推し:会計×データで意思決定を強化
- スキル:管理会計、価値評価、データ分析
- 進路:メーカー経営企画、コンサル、金融、会計系
佐藤靖彦研究室(設計工学)
橋梁やコンクリート構造の“設計そのもの”を学ぶ研究室です。材料・設計・維持管理を統合し、インフラを長寿命化する考え方を重視します。実プロジェクトを題材に、合理的な性能照査やレジリエンス評価も扱います。数理最適化やデータ活用の視点も取り入れます。社会に実装できる設計技術者を目指します。
- 学べる:構造設計、ハイブリッド構造、維持管理
- 推し:現場課題を踏まえた設計思考
- 進路例:建設コンサル、ゼネコン、インフラ系メーカー
小野潔研究室(鋼構造・橋梁)
鋼橋の構造安全と耐震設計を軸に、橋梁工学を総合的に探究します。実験・解析・設計をつなぎ、ディテールからシステムまで見通す力を養います。耐震・耐風などの複合外力も扱います。最新の設計基準や維持管理の知見にも触れます。橋を“つくり、守る”技術を学びます。
- 学べる:鋼構造、橋梁力学、耐震設計
- 推し:実橋レベルの課題に取り組む
- 進路例:橋梁メーカー、コンサル、官公庁
秋山充良研究室(コンクリート・耐震)
コンクリート構造の耐震性能を高める設計・評価技術を研究します。津波・地震などマルチハザード下の橋梁・道路構造にも取り組みます。長寿命化や補修・補強技術も重要テーマです。数値解析と実験を組み合わせ、実務に効く知見を抽出します。社会インフラの安全を“科学する”研究室です。
- 学べる:RC構造、耐震・耐津波設計
- 推し:実務連携のテーマが豊富
- 進路例:ゼネコン、建設コンサル、行政
榊原豊研究室(水環境工学)
水環境の保全・修復を目指し、先端の水処理・循環利用技術を探究します。生物学的促進酸化法など、環境負荷を抑えたプロセスがテーマです。フィールド観測と実験・モデル化を組み合わせます。水質改善からリスク評価まで横断的に学べます。地域から地球規模まで視野を広げます。
- 学べる:高度水処理、循環利用、環境評価
- 推し:工学×生物・化学の融合
- 進路例:水処理メーカー、公務、環境コンサル
関根正人研究室(河川工学・水理)
洪水や都市水害などの課題に、水理学・河川工学で挑みます。実験と数値解析を駆使し、流れと地形変化を解き明かします。減災・避難や治水計画にも応用します。海外共同研究も視野に入れます。安全な水環境の実現をリードします。
- 学べる:開水路流れ、河川災害、都市水防災
- 推し:観測×数値×理論の三位一体
- 進路例:国交省、コンサル、研究機関
小峯秀雄研究室(地盤・防災)
地盤災害のメカニズムを理解し、対策を設計する研究室です。液状化や斜面崩壊、堤防の浸透などを対象にします。室内試験・現地観測・解析を組み合わせます。実務と連携した課題解決型研究が特徴です。社会を守る“地盤の医者”を育てます。
- 学べる:土質力学、地盤災害、耐震地盤工学
- 推し:現地×実験×解析の三本柱
- 進路例:地盤系コンサル、鉄道・電力、官公庁
岡村未対研究室(地盤防災)
堤防の浸透安全や液状化など、地盤防災を専門に扱います。最新の計測と数値解析でリスクを見える化します。発災前の予防と復旧プロセスの最適化に挑みます。学生主体の実験・現地調査も多彩です。創設間もない新しい研究室で伸び伸び学べます。
- 学べる:地盤防災、浸透解析、液状化
- 推し:新テーマを開拓できる環境
- 進路例:コンサル、ゼネコン、官公庁
三上貴仁研究室(海岸工学)
波浪・高潮・津波など沿岸域の自然現象を解析します。観測・実験・数値モデルで被害メカニズムを追究します。避難計画や減災に直結する研究も扱います。海洋再生可能エネルギーなど新領域にも挑戦します。海と人の共生を設計します。
- 学べる:沿岸流体、災害解析、海岸計画
- 推し:実務連携・社会実装が豊富
- 進路例:港湾・海岸系コンサル、官公庁
佐々木邦明研究室(都市計画・データ)
都市課題をデータから読み解き、政策やデザインにつなげます。人の行動や土地利用の分析を重視します。可視化やGISも積極的に活用します。まちづくり現場との協働も多いです。都市を“科学し、描く”力を育みます。
- 学べる:都市データ解析、空間計画、まちづくり
- 推し:データ×現場の往復
- 進路例:都市計画コンサル、官公庁、IT
森本章倫研究室(交通・都市計画)
交通需要の変化を読み解き、都市の動線と暮らしを設計します。モビリティ政策や行動分析に強みがあります。調査・統計解析・シミュレーションを横断します。実データを用いた実証研究が豊富です。サステナブルな移動と都市像を描きます。
- 学べる:交通計画、行動分析、都市政策
- 推し:データに基づく政策立案
- 進路例:コンサル、鉄道・自動車、官公庁
佐々木 葉研究室(景観・デザイン)
土木史の知見を踏まえ、景観デザインとまちづくりを探究します。公共空間の質を高める計画・提案を行います。フィールドワークと歴史資料の読み解きを重視します。社会実装に結びつく設計演習も豊富です。美しく機能する都市景観を目指します。
- 学べる:景観設計、土木史、都市デザイン
- 推し:歴史×デザインの融合
- 進路例:設計事務所、官公庁、コンサル
野崎達生研究室(資源地球化学)
鉱床を通じて地球史と資源の成り立ちを探ります。野外調査や化学分析で成因を解明します。海底鉱物資源や陸上アナログを対象にします。探査や選鉱に資する基盤知識を提供します。資源供給の多角化を支える学理です。
- 学べる:鉱床学、地球化学、資源探査
- 推し:フィールド×分析の徹底
- 進路例:資源企業、調査機関、コンサル
山﨑淳司研究室(応用鉱物学)
未利用鉱物や廃材から高機能素材を創る研究室です。鉱物の性質を理解し、新素材開発へ展開します。資源探査や分析手法も学びます。産学連携テーマも豊富です。素材と資源の橋渡しを担います。
- 学べる:鉱物学、材料創製、分析
- 推し:応用指向の素材研究
- 進路例:素材・化学、資源、分析会社
大内久尚研究室(貯留層工学)
地下の流体流動を数値的に解き明かします。在来・非在来資源の生産性向上に取り組みます。ヒストリーマッチング技術の高度化もテーマです。CO₂地中貯留など環境応用にも挑戦します。目に見えない地下を“想像力で可視化”します。
- 学べる:多相流解析、数値シミュレーション
- 推し:資源×カーボンニュートラル
- 進路例:エネルギー、資源、コンサル
古井健二研究室(岩盤・石油生産)
ジオメカニクスを核に、油ガス田の生産と環境対策を研究します。酸処理や水圧破砕などの先端技術も扱います。海外機関との共同研究が活発です。数理と実験を往復し、実装へつなげます。地圏エネルギーの未来を切り拓きます。
- 学べる:岩盤力学、刺激処理、環境対策
- 推し:国際連携が豊富
- 進路例:資源・エネルギー、重工、商社
上田匠研究室(物理探査工学)
電気・電磁探査などで地下構造を可視化します。観測データと数値解析を統合します。資源探査や防災に応用します。機器開発やアルゴリズム研究も行います。見えない地下を科学します。
- 学べる:地球物理探査、信号処理、逆解析
- 推し:観測×解析の実学
- 進路例:資源・エネルギー、計測、コンサル
所千晴研究室(環境資源処理)
都市鉱山や鉱山廃水などを対象に、資源の分離・回収プロセスを開発します。湿式製錬や共沈・吸着などの技術に強みがあります。環境負荷の小さい分離技術を志向します。微量元素の挙動を科学的に解き明かします。循環型社会の中核技術を磨きます。
- 学べる:湿式製錬、分離工学、分析化学
- 推し:環境と資源を両立
- 進路例:素材・化学、環境、行政
山口勉功研究室(素材プロセス)
高温プロセスを用いた金属製錬とリサイクルを研究します。EV磁石のレアアース回収など実課題に挑戦します。熱力学と反応工学の両輪で考えます。企業との連携も盛んです。資源循環を技術で前進させます。
- 学べる:高温製錬、熱力学、プロセス設計
- 推し:産学協働のテーマ多数
- 進路例:素材・金属、エンジ、コンサル
笹木圭子研究室(環境資源修復工学)
未利用資源の精製や製錬廃棄物のグリーントランスフォーメーションを探ります。吸着・触媒・バイオなどを組み合わせた環境修復が柱です。資源回収と環境保全の両立を目指します。金属や元素の循環設計にも踏み込みます。実験からプロセス設計まで一貫して学べます。
- 学べる:資源処理、環境材料、修復技術
- 推し:化学×生物の融合アプローチ
- 進路例:素材・化学、環境、行政
大河内博研究室(大気・水圏環境化学)
大気・水環境の計測と診断・保全に挑む研究室です。富士山観測などフィールド研究も活発です。化学分析と環境モデルで課題を解決します。社会実装に向けた提案力も磨きます。アースドクターを育てます。
- 学べる:環境化学、観測・分析、環境診断
- 推し:現場×分析のダイナミズム
- 進路例:環境コンサル、メーカー、官公庁
川邉能成研究室(地圏環境学)
地圏で起こる環境問題を、評価と修復の両面から扱います。水質・土壌・地下環境のプロセスを解明します。地下環境の健全化に向けた技術開発も進めます。学際的な視点を大切にします。持続可能な地圏を目指します。
- 学べる:地圏環境、評価・修復、地下水
- 推し:学際×実装の姿勢
- 進路例:環境・資源、行政、コンサル
伊坪徳宏研究室(ライフサイクル環境評価)
製品やサービスのライフサイクル影響を定量評価します。LCA・LCCや環境リスク評価が中心です。脱炭素・循環経済の指標化にも挑戦します。データベースと手法開発を並行して進めます。政策・企業連携の研究も多数あります。
- 学べる:LCA、インベントリ分析、影響評価
- 推し:科学×社会をつなぐ研究
- 進路例:メーカー、コンサル、行政・国研